カナディアンナチュラルリソーシズ(CNQ)、天然ガス事業者「Painted Pony」を買収

投資

カナダのエネルギー事業者である「カナディアンナチュラルリソーシズ」が、同じくカナダ・カルガリーの天然ガス・天然ガス液採掘事業者である「Painted Pony(ペインテッドポニー)(TSX:PONY)」の株式を買収しました。カナディアンナチュラルリソーシズはカナダの巨大な天然ガス採掘事業者の1社で、この買収を通じてさらに拡大することが見込まれます。

トロントスターの記事によると、この買収は友好的なもので、ペインテッドポニーの株主の86%が賛成しています。

Painted Pony shareholders approve sale to Canadian Natural Resources | Toronto Star

ペインテッドポニーは2018年までは売り上げを伸ばせていたものの、純利益はほとんど出ていませんでした。2016年以降に負債を抱えてからは株価は低迷し続けていました。

買収の理由として、ペインテッドポニーが権利を有していたブリティッシュコロンビア州のモントニー地域には豊富な資源が埋蔵されている点が挙げられます。この地域のガス生産量は、2030年にカナダ西部の約65%にも達すると予想され、様々な事業者が目を向けています。

というのも、カナディアンナチュラルリソーシズ以外にもConocoPhillips(アメリカ)がKelt Exploration(カナダ)から資産を買収するなど、モントニーをめぐる買収が活発に行われています。現在のコロナウイルスの感染拡大に伴うエネルギー資源の需要低下を受けて、経営難になった小規模企業の撤退や買収が進んでいるそうです。

‘Enough is enough’: Canada’s Montney producers swap oil and gas assets for cash | BOE REPORT

ちなみに、上記記事には「埋蔵量ベースの融資は、企業の将来の石油・ガス生産量の見通しで決まる」と述べられています。

カナディアンナチュラルリソーシズがペインテッドポニーを買収した理由の1つは、両者が同じ地域で活動しており、統合が容易だったためです。が、実はさらなる融資を引き出すために、豊富な資源を持つペインテッドポニーを買収したのかもしれません。