カナダの通信事業者のDEレシオ(負債比率)を比較してみる

投資

カナダの通信セクターに属する銘柄のうち、米国市場を通じて取引できる銘柄(含OTC)のDEレシオを調べてみます。

【DEレシオとは】
負債資本倍率(Debt Equity Ratio)とも呼ばれ、企業財務の健全性を見る指標のひとつ。企業の借金である有利子負債が返済義務のない自己資本(株主資本)の何倍かを示す。数値が低いほど財務内容が安定している。

出典:DEレシオ(でぃーいーれしお) | 野村證券

※DEレシオは数値が低いほど優秀で、Cash to Debt(現金負債比率)は数値が高いほど優秀(ただし、その現金は負債で補った可能性)。数値はgurufocusより引用。

カナダ籍通信事業者の負債比率(2020年第一四半期べース)
企業DEレシオ
(Debt to Equity)
現金負債比率
(Cash to Debt)
BCE
(BCE)
1.290.09
Cineplex
(CGX.TO)
4.880.15
Corus Entertainment
(CJR-B.TO)
1.790.05
Quebecor
(QBR-B.TO)
6.090.01
Rogers Communications
(RCI)
2.220.09
Shaw Communications
(SJR)
0.900.01
TELUS Corp
(TU/T.TO)
1.500.06
NTTドコモ
(9437)※参考
0.061.36

DEレシオにだけ注目すると、最も優秀だったのはショー・コミュニケーションズ(SJR)でした。同社はBCE(ベル・カナダ)、テラス(TU)、ロジャース・コミュニケーションズ(RCI)を追う、時価総額4位の事業者です。

一方、この4社の中では、ロジャース・コミュニケーションズのDEレシオが他社よりも大きくなっていますね。

総務省の資料によると、BCE、テラス、ロジャース・コミュニケーションズがカナダの3大通信事業者として認知されているそうです。

世界情報通信事情(カナダ) | 総務省

このうちBCEはカナダの著名な株価指数(S&P TSX60など)の上位10銘柄に含まれる場合もあります。DEレシオも同業他社と同程度ですから、基本的にはBCEを中心に銘柄選定するのがよさそうです。

余談ですが、参考に挙げたNTTドコモのDEレシオが優秀すぎて、わざわざカナダの通信事業者に投資せずとも、日本企業に投資すればいいのでは?と感じるところですw