※2020年5月11日追記:オーロラカンナビスは12対1の株式併合を実施しました。筆者は100株保有していたため、8株に統合され、残り4株分は清算されました。
以前、ネタで2万円を投じたオーロラカンナビス(ACB)ですが、その後冴えない状況が続いています。

株価が1ドル未満に低迷する同社は、5月に12対1の株式併合を行うとアナウンスしています。
コンセンサスでは今年6月時点でのEPSが-1.26ドル、来年のEPSが-0.13ドルと改善すると見込まれていますが、新商品の話題もなく、割と手詰まり感を感じます。
ネットのニュースを見ていても悲観的なものが多いです。
上場廃止を避けるため12対1の株式併合を実施
なぜ株式併合したの?
4月13日にオーロラカンナビスは12対1の株式併合を行う(5月11日実施)とアナウンスしています。現在の株価が1ドルを割っており、このまま継続的に株安が続くとNYSE(ニューヨーク証券取引所)の上場廃止基準に該当するためです(同社は2020年4月8日にNYSEから上場廃止に関する通知を受けています)。
The company- being at the risk of being delisted from the NYSE- announced a reverse stock splitin order to bring the price per stock above $1. The company has decided to split its shares 1-for-12 or in simpler terms; the split would multiply the stock price of the company 12-folds bringing up Aurora’s stock price to a whopping 8.40 dollars per share from the current price of around $0.70.
出典:Is Aurora Cannabis (TSX:ACB) (NYSE:ACB) Stock a Good Buy Ahead of Reverse Split? | Stock Newswire
一般的に、株式分割を行うと、1株あたりの単価が下がり、買いやすくなるため株価が上がることが多いです。ということは、逆に1株あたりの単価が上がる株式併合はさらなる株価の低下と時価総額の収縮を招くかもしれません。
追記:株式併合後の株価推移は。。。
出典:Atom Finance
やっぱ、株式併合で何となく株価が上がった感じがして売りますよね(笑)ご覧の通り、株式併合以降はすでに1ドルほど株価が下がっています。
また1ドル割らなければいいんですけど。
もう売っちゃおうかな(笑)
4月になっても精力的に新商品を展開するキャノピーグロースに比べると、オーロラカンナビスの現状は手詰まり感を感じます。同社のニュースページは2020年1月で更新が途絶え、出てくるニュースは経営難を記すものばかりです。
モトリーフールによると、オーロラカンナビスは何年にもわたって、株式売却を通じて資金調達し、買収を行ってきました。それが「使われない資産」として、経営を圧迫しているとのこと。
https://www.fool.com/investing/2020/04/29/3-pot-stocks-that-arent-as-cheap-as-they-appear.aspx
様々な記事を見ると、オーロラカンナビスの現状は結構ぼろくそに評価されています。
★オーロラカンナビスの現状に対するコメント
- ゴミ箱の火事である(dumpster fire ※対処しようがない)
- さらなる苦難が待ち構えている
- もっと良い資金の置き場がある
これは初めて手放すカナダ株になるかもしれない(笑)