カナダに拠点を置く、世界的な肥料生産・販売メーカーである「ニュートリエン(NTR)」から配当金をもらいました。前回は1月でしたね。

2020年3月のクラッシュを迎える前に、すでに株価が上場来最安値更新するなど、あまり状況が良いとは言えないニュートリエン。最近の状況をチェックしてみました!

受領配当金
- 保有株数:1(まだ少ないのw)
- 税引後配当金:0.33USD
- 配当利回り:5.27%
配当頻度は年4回(3月・6月・9月・12月)で、入金はそれから約1ヵ月後です。
ニュートリエンは比較的配当性向が高く、「配当金を出しすぎているのでは」と指摘されることが多い企業です。2019年は1株利益2.38カナダドルに対し、1株あたり2.46カナダドルの配当金を出しています。
If a company pays out more in dividends than it earned, then the dividend might become unsustainable – hardly an ideal situation. Last year, Nutrien paid out 103% of its income as dividends, which is above a level that we’re comfortable with, especially if the company needs to reinvest in its business.
(昨年、ニュートリエンは利益の103%を配当として支払った。その額は企業がビジネスを行う上で必要な金額を超えている)
ただし、フリーキャッシュフローでは47%に留まるので、現状では問題になるレベルではないとされています。
配当は嬉しいイベントですが、払いすぎて会社が成長できないのではちょっと考え物ですね。
最近の株価の状況
出典:Atom Finance
ニュートリエンの株価はご覧の通り、3月の下落からはやや反発したものの、長い目でみるとダウントレンドにあるように思えます。テクニカル的には市場の反発がけん引しない限り、株価が上がるイメージは描きにくいかな、と思うのが個人的な本音です。

ところで、カナダでは新型コロナウイルスの拡大を防ぐため、生活に必要ではない企業の影響禁止令が出されてました。
https://www.jetro.go.jp/biznews/2020/03/6657c4bfefe673f4.html
しかし、ニュートリエンは農業に必要と判断されたため、営業は継続しているそうです。以下の記事によると、ロックダウンの前に、感染に注意しながら24時間体制で物流の供給を行ったため、多くの注文が入ってるそう。
Magro said his order books are as full as he expected them to be ahead of North America’s 2020 growing season.
(マグロ氏(※筆者注:最高経営責任者)によると、北米の2020年の栽培シーズンを前に、注文帳は予想していた通りに一杯になっているという)
2019年にニュートリエンがもっとも売り上げたのは4月から6月の「Q2」でした。今年もおそらくQ2の売り上げが多くなるでしょうから、この時期に経営を継続し、安全に販売を続けられたのは心強いです。
なお、2020年4月現在の主な指標は下記の通りです。
- PER:16.51
- PBR:0.86
- EPS:2.38(CAD)
もらった配当金の行方
0.33USDなので、やはり使い道以前の話なんですけど、他のカナダの株式を買い進める原資にしたいと思います。
今は、今月考えたポートフォリオを組むためにも、1円でも多くのお金が必要なのです!
勝った🥰
米国上場のカナダ株の最小分散ポートフォリオでも十分にEWCをアウトパフォームできる🥰🥰
今度からこれを基本ポートフォリオにすればよさそう#カナダ株 pic.twitter.com/oaojmCsXmp
— みらいあせっと@東北投信🇨🇦🌴🇹🇭 (@instockexnet) April 5, 2020
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