カナダの肥料会社である「ニュートリエン(ティッカー:NTR)」から配当金を貰いました。ニュートリエンはカナダトロント市場と米国ニューヨーク市場に上場し、米国上場の株式を買っています。
日本では馴染みがありませんが、ニュートリエンはカナダやアメリカを中心に肥料を製造・販売している企業です。カリ(potash。カリウムのこと。肥料業界ではカリと呼ぶ)と窒素(nitrogen)の製造で世界的なシェアを持っています。
北米以外にも南米や中国、インド、アフリカなどに進出しており、特に南米と中国でカリの売り上げを伸ばしつつあります。
受領配当金
- 保有株数:1(まだ少ないのw)
- 税引後配当金:0.33USD
- 配当利回り:3.84%
カナダ株式は15%の源泉税がかかりますので、実際の配当利回りは3.25%程度です。

配当金よりも株価の上昇に期待したい銘柄?
ニュートリエンを買ったのは、2019年にモーニングスターの記事を引用して紹介した少し後だったと思います。
記事ではニュートリエンの目標株価は米ドル建てで「68ドル」とのことでしたが、2020年1月20日現在でも、未だ「47ドル」と、ほとんど価格が動いていないですね。このような「割安だから買い」みたいな記事が必ずしも当たらないことの良い例だと思います(ちなみに、この記事ではCNQだけ当たりで、約32ドルまで上がりました)。
ニュートリエンの2020年1月までの過去1年間の株価(出典:Atom Finance)
ちなみにこの会社、レポートにはあまり増配や配当金の話題が出てきません。一応、「2017年から2018年にかけては配当金や自社株買いにかけたお金は増えたよ」という話はあるのですが。増配率をでかでかとアピールするエンブリッジなどとは違いを感じます。
ただ、実際には売り上げの多くをすでに配当しており、成長余力がないのでは?との指摘も見つかります。
ニュートリエンの2019年投資家向けプレゼンテーション資料より(出典:https://www.nutrien.com/sites/default/files/uploads/2019-05/Nutrien%202019%20Investor%20Day%20Presentation.pdf)
ただ、実際のところは2019年は株価の低迷で終わったのは先のグラフの通り。秋ごろに業績予想が引き下げられたようです。
なお、コンセンサスでは買い予想が多かったのですが、最近の株価低迷で少し評価が下げられています。

今後の投資はどうする?
配当金利回りも低いわけではありませんし、引き続き株価の上昇を期待して追加投資していきたいと思います。
2020年4月の配当金の話題はこちらから。

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