エンブリッジ(Enbridge)に投資開始!利回り6%の高配当銘柄!

エンブリッジ投資

2019年12月に買ったカナダ株に「エンブリッジ(Enbridge)(ティッカー:ENB)」があります。

https://www.enbridge.com/

この銘柄、2020年5月現在で配当利回りが7%を越えていて、びっくりするほどの高配当銘柄です。もともと普段から高配当なのが特徴なんです。

カナダのモーニングスターの「高配当なカナダの企業」の記事でもトップに名前が挙がる企業です。

高配当なカナダ株式トップ20(2019年8月配信記事より)
カナダ版モーニングスターより、半年ぐらい高い人気を誇ってる記事「Canada’s top 20 dividend stocks」を紹介します。リリースされたのは2019年8月ですが、それから半年経った...

カナダ旅行に行くためには高配当銘柄をポートフォリオに組み込まねばなりませんね!というわけで、いろいろとエンブリッジのことを調べてみました。

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銘柄解説

エンブリッジ(Enbridge)はアルバータ州に拠点を置く石油・天然ガスの輸送を行なう企業で、いわゆる川中部分(ミッドストリーム)を担当しています。主にカナダのアルバータ州で採掘された原油や天然ガスを、アメリカの精製事業者のもとに輸送します。

エネルギー関連銘柄の業務と位置付け

出典:https://www.nikkoam.com/files/lists/news/20140404_01.pdf(pdf)

エンブリッジの資料によると、2019年時点で原油などの燃料の輸送が53%、残りは天然ガスの輸送と貯蔵です。また、再生可能エネルギーを利用した発電事業もわずかに行ってます。

エンブリッジの業務の内訳

出典:https://www.enbridge.com/~/media/Enb/Documents/Investor%20Relations/2019/2019_ENB_Day_Combined_Presentation_FINAL.pdf

エンブリッジの強みとして、ミッドストリームでの事業は資源価格の影響を受けにくいのが特徴です。エンブリッジの場合もパイプライン使用は長期契約を行っており、パイプラインが利用されているうちは使用料を受け取れる見込みです。

Most of these operations provide stable revenues, usually tied to long term contracts. As long as the assets are getting used, Enbridge should get paid.

多くのオペレーションは長期契約によって、安定的な売り上げをもたらす。資産が使われる限り、エンブリッジは支払いを受け取る。

出典:Is Enbridge Stock a Buy? | The Motley Fool

2020年5月までの株価推移

エンブリッジの2020年5月までの株価

出典:Atom Finance

エンブリッジの株価は、2019年夏頃には低迷していたものの、それ以降は上昇傾向にあります。夏場はちょうど米国株式の低迷しており、秋以降の株価上昇に合わせて戻ってきた感じです。

2020年の株価クラッシュではエンブリッジも大きく売られたものの、カナダのエネルギーセクターが値を戻すのと同じように、緩やかに株価は戻ってきています

財務など

エンブリッジの2019年までの売り上げの推移

出典:Atom Finance

2014年から2019年までの、エンブリッジの売上高と利益の推移はご覧の通りです。売上高(Total Revenue / 紫)は増えており、利益(Gross Profit / 緑)も順調に伸びています

エンブリッジの事業は景気や原油価格の影響を受けにくいのが特徴です。以下はエンブリッジの調整EBITDAと、米国の原油価格(WTI, Western Texas Intermediate)、カナダの原油価格(WCS, Western Canadian Select)の比較です。

エンブリッジのEBITDAと原油価格の推移

出典:https://www.enbridge.com/investment-center/events-and-presentations#event:Enbridge-Inc-First-Quarter-2020-Financial-Results

2008年の金融危機や、2015年の原油価格低下などがあった中で、原油価格は低迷し続けたにもかかわらず、エンブリッジの調整EBITDAは伸び続けました

以下はキャッシュフロー。

エンブリッジのキャッシュフロー

出典:Atom Finance

  • Cash from Operating Activities:営業キャッシュフロー(紫)
  • Cash from Investing Activities:投資キャッシュフロー(緑)
  • Cash from Financing Activities:財務キャッシュフロー(赤)
  • Net Change in Cash:純資産の変動(灰)

キャッシュフローを見ると、2017年まで赤色の財務キャッシュフロー(Cash from Financing Activities)がプラス推移であることに気がつきます。財務キャッシュフローがプラスの場合、巨額の投資を行なうために借り入れや社債発行に伴う資金調達を積極的に行なったことを意味します。

一方、2018年と2019年の財務キャッシュフローはマイナスに転じ、順調に返済が行われています。

配当について

エンブリッジは、2020年に向かって毎年10%の配当の成長を謳う増配企業です。

エンブリッジの配当金の成長

出典:https://www.enbridge.com/investment-center/stock-and-dividend-information/dividends-and-common-shares

同社は営業収益の60~70%程度を配当金に充て、残りの収益を経営のための費用に使っています。そのため、タコ配ではありません

以下は、希薄化後1株利益(Diluted Normalized EPS / 紫)と1株配当(DPS / 緑)ですが、1株当たりの利益以上に配当金を出していることが分かります。特に2015年は1株利益が赤字であるにも関わらず、前年からの増配を継続しています。

エンブリッジの希薄化後EPSとDPS

出典:Atom Finance

1株利益が1株配当よりも小さくなった理由には、減価償却費などの経費がのせられているためです。

ちなみに新型コロナウイルスのため、2020年第一四半期の1株当たり利益(EPS)は-0.71カナダドル(調整後EPSは+0.83カナダドル)となりました。このような逆風下でも、同社高い配当を維持しています。

下記記事に示すように、長く続けた挑戦なのでやめられないのも1つの理由っぽいです。

エンブリッジ(ENB)の高配当は2020年の原油安でも維持されるのかな?
エンブリッジは2020年3月の株価が下落する前から配当金利回りが6%超と高く、カナダの税制を考慮しても、十分に高配当なのです。 ただ、エンブリッジはエネルギー関連銘柄。2020年3月の下...

今後の投資方針など

2019年12月時点で保有するエネルギー関連銘柄はエンブリッジとカナディアンナチュラルリソーシズの2社になりました。両者は同じエネルギー関連銘柄でも少し性格が異なります。

エンブリッジはベータ値が0.64倍と低く、エネルギーセクターの割りには比較的値動きは穏やかです(比較対象はダウ平均かS&P500指数のどちらか)。そのため、エンブリッジを中心に、カナディアンナチュラルリソーシズも買っていくような方針で考えています。

エンブリッジの他の話題は以下よりご覧ください。

エンブリッジの概要と記事一覧
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