SBI証券を利用して、カナダ株式の中でおそらくもっとも関心を持たれやすい「キャノピーグロース(Canopy Growth)(ティッカー:CGC)」に投資してみました。
ジム・クレイマーの株式投資大作戦では、ポートフォリオに「投機」銘柄を加えるようアドバイスしています。キャノピーグロースは投機銘柄に最適で、今後も暖かく見守っていこうと思うところです。
他の医療大麻株関連の話は下記リンクよりご覧ください。

医療大麻株の買い方はこちら。

買い方
SBI証券に口座開設後に、外国株式取引で「CGC(またはキャノピーグロース)」を探します。
出典:SBI証券(外貨建商品取引サイト)
キャノピーグロースはSBI証券以外にも楽天証券やマネックス証券などで取引できますので、「ティッカー:CGC」で取り扱い銘柄を探してみてください。
銘柄解説
嗜好品市場の今後に期待される銘柄
キャノピーグロースは「医療大麻関連株」で、医療大麻関連銘柄の中でも特に有力な企業の1社です。
日本では合法化なんて実現しそうにもありませんが、カナダはすでに合法化されており、アメリカでもその流れができつつあります。2021年の大麻関連市場の規模は3.5兆円にも達する見込みで、その中で時価総額では最大規模のキャノピーグロースへの期待度も高まりますね。
https://rollingstonejapan.com/articles/detail/29736?n=1&e=32538
https://forbesjapan.com/articles/detail/18420
ただ販売拡大には程遠いらしい
ただ、実際のところは合法化で販売拡大にはかなり険しい道のりがまっているようです。
結局のところ、合法化以前から大麻を吸っていた人は吸い続けていて、そちらは安く、違法に入手して使っている。前々からの馴染みのルートもあるでしょう。一方で、合法化されたことで大麻を吸ってみようという新規の客は、政府が目論んでいたより少なかったということ。おそらく“違法なものを隠れてコソコソ吸う”ことが、大麻の魅力のひとつだったのではないでしょうか。それが堂々と“やって良し”となると、萎えてしまうのでは……
面白いですね。「合法化で株価が暴騰してぼろ儲け」の甘い目論見は止めておいたほうが良いようです。
過去1年間の株価推移は低調
大麻関連株は軒並み数十%の下落を記録
出典:Atom Finance
キャノピーグロースの株価は、残念ながらこの状況です。
大麻合法化のタイミングでは期待されて値上がりしたものの、そもそもの業績が赤字なので、どうしても株価は下がってしまいますね。Atom Financeのデータによると、過去12ヶ月のEPSは2.18ドルの赤字で、売り上げは出ているものの、黒字化していません。
コンセンサスでは2020年度の利益も赤字(EPSは1.18ドルの赤字)と予想されています。なんらかの要因で売り上げが黒字になれば爆発的に株価が伸びる可能性はありますが、現時点では厳しいと思います。
一応アメリカでもいろいろ進出してはいるみたいなのですが。

なお、アナリスト予想では61%が買いと判断しています。
強気だなぁ。
なお、キャノピーグロースとよく比較される医療用大麻銘柄にオーロラカンナビス(ACB)やティルレイ(TLRY)、またクロノスグループ(CRON)などがあります。いずれの銘柄も2019年の株価は数十%以上の大幅な下落を記録しており、医療用大麻に対する投資家の態度は悲観的な状況と言えます。
TLRY:ティルレイ
ACB:オーロラカンビナス
HEXO:へクソ
CGC:キャノピーグロース2019年の大麻株はみんなこんなチャート
将来は巨大な市場になるから儲かるなんて言説を鵜呑みにすると危険ですねw
タバコ株みたいに高配当銘柄になる頃にはわい死んでるかもしれん😇 pic.twitter.com/yTRQu7H5VU
— Mirai Asset@東北投信🇨🇦🌴🇹🇭 (@instockexnet) December 21, 2019
以下はキャノピーグロースなどを含むETF「ETFMG Alternative Harvest ETF(ティッカー:MJ)」のチャートで、2019年はご覧のありさまです。
出典:https://finance.yahoo.com/quote/MJ/

2019年時点で配当金はありません
2019年12月時点でキャノピーグロースは配当金を出していません。まあ、業績が赤字なので、配当金出されても困るわけですが。
今後の投資方針
この分野への投資は「投機」であることを理解していますので、気にせず買い続けようと思います。仮にカナダ株で100万円のポートフォリオを作った場合は、10万円ぐらいの投資になるかもしれません。10万円ぐらいなら紙くずになっても頑張って働けばいいので、現在のタイミングでいっぱい買っておきたいですね。
できれば、「他の銘柄の配当金で買っていく」ぐらいのポートフォリオに育てたいなぁと。
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ネット証券でのキャノピーグロースの取り扱い状況は以下の記事をご覧ください。
