カナダ株式を買うにあたって、無作為に銘柄を買うのではなく、ある程度分散性などを考慮しながら買いたいと思っています。カナダ株の時価総額上位銘柄には金融・エネルギーが多いので、なんらかの金融危機で大ダメージを負う可能性があるからです。
せっかくの高配当でも、それ以上に株価が下落しては意味がない。
というわけで、ある程度業種などの分散も意識しながら、ポートフォリオを組んでみようって話です。
今回は絶版ながらいまだに有名な書籍である「ジム・クレイマーの株式投資大作戦」を参考に、今後の「毎月1カナダ株」のポートフォリオ案を考えてみました。題して、
「みらいのカナダ株式投資大作戦!」
「ジム・クレイマーの株式投資大作戦」を参考に考える
筆者はアメリカの有名なヘッジファンドマネージャー(現在は投資指南役)である「ジム・クレイマー」氏の書籍「株式投資大作戦」を持っています。今回はこの書籍を参考にしながら、「みらいのカナダ株式投資大作戦」と題して運用方針を考えてみようってところです。
なお、「株式投資大作戦」は現在絶版で、ご覧になったことが無い方も多いと思いますので、要所は随時引用にてご紹介しようと思います。
ジム・クレイマーの本に10銘柄でポートフォリオを組めって書いてて、カナダ株はこれでやろうかなと思うんですよ。この話をカナダブログに書きたい
SBIで買える分だと銘柄が限られるので、かなり変則的なPFになるんですが
バフェット太郎さんの10種もこの本から着想得てるのかな🤔
— Mirai Asset@東北投信🇨🇦 (@instockexnet) December 6, 2019
「ジム・クレイマーの株式投資大作戦」では、十分に分散された10の銘柄(個人がフォローできる銘柄数でよい。10銘柄の保有が難しい場合には5銘柄)を保有することを推奨しています。
ホームワークを伴うため、どんなに多くても20銘柄以内を提案しています。
具体的には以下の10の銘柄です。
- 身の回りの企業
- 石油株
- 優良大企業
- 金融株
- 「投機」銘柄
- お勝手銘柄(P&Gのような銘柄)
- 大型優良循環株
- ハイテク銘柄
- 流通チェーン銘柄
- 第二のスターバックス(将来の成長を期待できる銘柄)
そして、「バイ・アンド・ホームワーク」と称して、1銘柄について1週間に1時間以上の「ホームワーク」を自力で行なうことも推奨しています。ホームワークとは、保有するその銘柄について徹底的に調べることです。
なお、時と状況次第で保有銘柄が変わる点にご注意ください(バイアンドホールドではない)。時にはキャッシュに逃げることも推奨しており、「これほど安心できるポジションはない」とも述べています。
なお、書籍ではホームワークをする時間が無い人、十分に分散投資できるだけのお金が無い人には投資信託を勧めています。
というわけで10銘柄の候補を考えてみる
というわけで、10銘柄の候補を考えてみます。
現実的には、SBI証券で購入できるカナダ企業はかなり限られるので、今回はある程度バイアンドホールド的に運用することを前提に考えようかと思います。金融関連なら結構動かせるんですが、他はほぼ選択肢がないので。
銘柄 | セクター | |
---|---|---|
身の回りの企業 | BCE | 通信 |
石油株 | エンブリッジ or サンコアエナジー | エネルギー |
優良大企業 | トムソンロイター | 資本財 |
金融株 | カナディアンインペリアルバンク | 金融 |
「投機」銘柄 | キャノピーグロース | ヘルスケア |
お勝手銘柄 | フォーティス | 公益 |
大型優良循環株 | カナディアンナショナルレールウェイ or カナディアンパシフィックレールウェイ | 資本財 |
ハイテク銘柄 | オープン・テキスト | 情報技術 |
流通チェーン銘柄 | ショピファイ | 情報技術 |
第二のスターバックス | レストランブランドインターナショナル | 一般消費財 |
途中からだいぶ辛くなってしまい適当感が。。。(いや、ほんと「SBI証券で買えるカナダ関連株」って枠だとちょっと辛いですねw)。
実際にはここに金鉱株も加えたポートフォリオになる予定です。
おしまい
運用プランを考えるのは楽しいですねw
他の運用の話はこちらからどうぞ!
