カナダの株価はどういった要因で動くのか調べてみた

カナダ株式と米国株式の相関係数投資
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こんにちは、みらい(@instockexnet )です。ある投資対象に投資する際、その商品がどういった理由で値動きするのかを知っておくことは大切です。特徴を知っておけば、どういう時に買えばよくて、どういったときに注意すべきかも見えてくるからです。

そこで、今回はカナダの株価に連動するETF(EWC)がどういった要因に影響を受けているのか、Portfolio visualizerの相関係数を利用して調べてみました

Portfolio Visualizer
Portfolio Visualizer provides online portfolio analysis tools for backtesting, Monte Carlo simulation, tactical asset allocation and optimization, and investmen...

参考までに、カナダの経済は米国経済と原油価格に影響を受けるそうです。

カナダ経済は米国経済及び油価に大きな影響を受ける。2017年は好調な米国経済に牽引され,実質GDP成長率は3.0%となったが,米国貿易政策及び油価低迷等により,2018年は1.8%。貿易を巡る緊張の高まり等もあり,カナダの実質GDP成長率(2019年)は1.3%と昨年を0.5%下回る見込み。

カナダ基礎データ
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おさらい:カナダのセクター構成比率

まずおさらいとして、カナダの株価指数はおおよそ金融銘柄とエネルギー銘柄から成り立っています。以下はMSCIカナダインデックスS&P TSX60のセクター構成比率を比較したものです。

S&P TSX60のセクター別構成比率

この比率を参考に、影響を受けやすいものをピックアップしてみました。

他の指数との相関係数を調べてみる

米国株価(S&P500)

カナダは米国の隣国ですので、米国の株価の影響は大きそうです。そこで、EWCとSPY(SPDR S&P500)を比較してみます。

カナダ株式と米国株式の相関係数

EWCとSPYの相関係数(出典:https://www.portfoliovisualizer.com/asset-correlations)

ご覧の通り、EWCとSPYは正の相関(0.8)にあり、しかも0.5から0.9の間をうろうろするなど、かなり強い相関が認められます。つまり、米国株式が下がるとカナダ株式も下がる可能性が高く、やはり隣国の影響は避けられないのですね。

めんどくさいので図は掲載しませんが、ドル建ての日本株式(EWJ)との相関は0.57、中国大型株(FXI)は0.70、オーストラリア株式(EWA)との相関は0.76でした。カナダは資源国でもあるので、同じ資源国と似たような値動きしそうですね。

原油(United States Oil Fund)

海外ETFの1つ「USO」と比較します。USOとは「United States Oil Fund」の略称で嘘ではありません。

アメリカのオイルファンド(USO)はWTI原油への投資を可能にするために設計された上場投資信託(ETF)です。この投資信託は直近のWTI原油の先物を保有することで同商品の日々の値動きに連動させており、個人では難しい原油への投資機会を、手軽さとともに提供しています。

USO(WTI原油連動ETF)
アメリカのオイルファンド(USO)はWTI原油への投資を可能にするために設計された上場投資信託(ETF)です。

カナダ株式と原油(USO)の相関係数

EWCとUSOの相関係数(出典:https://www.portfoliovisualizer.com/asset-correlations)

USOとの相関は約0.67と、かなり正の相関があります。参考までにドル建ての日本株(EWJ)とUSOの相関は0.36、米国株式(SPY)との相関は0.47でした。

相関係数から考えると、原油価格が下がったときはカナダ株式の買いのタイミングになりそうですが、将来的には脱石油の流れが続くはずなので、あまりよろしくないですね。ちなみに原油は2019年現在でカナダの主要輸出品の1つです。

2018年のカナダの輸出入ともに増加、原油含む鉱物性生産品輸出の伸びが好調(カナダ) | ビジネス短信 - ジェトロ

ウラン(グローバルXウラニウムETF)

もう1つ、ウランETF(URA)と比較してみます。カナダ株式とウラン(URA)の相関係数

ご覧の通り、最近はさがりつつあるものの0.66と相関性が高いですね。参考までにドル建ての日本株との相関は0.34でした。

結論として

カナダの株価は米国の株価と資源価格に影響を受けるようです。他にも要因があるかもしれませんが、経済が米国と資源依存なので、株価の大きな要因も米国と資源依存になりますよね。

余談:逆相関になるもの

日本からも買いやすいETFとして、米国債ETFとカナダ株式は相関なし、もしくは逆相関になります。債券と逆相関になるのは教科書的ですね。おそらくカナダ人投資家も自国や米国の債券を買ってバランスを取っているのだと思います。

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